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もうすぐ第6回かずさアカデミア音楽コンクール(2)

 
最近、気持ちの振幅が大きすぎるのか、すぐなみだ目になったり胸が一杯になったりします。おかしいですよね^^;

師匠が言ってくださった一言を思い出してとか
この音なんでこんなに美しいの とか
こんな和声進行かいた作曲家、神!とか
こんな環境でピアノ弾かせてもらえて幸せすぎる とか
うちのピアノはなんて素晴らしいのとか(いたって普通の家庭用ピアノです。笑)

でもその気持ちの種類は大部分が感謝の気持ちなので、いつも、だいたい幸せに泣いてます(笑)。


あと最近よく昔の演奏のこと思い出します。 なぜかよく思い出すのが、大学1年の演奏試験なんですが、初めて弾いていて涙が出たときで、私はスクリャービンのコンチェルトを弾きました。すごく気に入っていた曲だけど難しくて、本番直前の合わせまで暗譜が飛びまくって、ほんとにこれはやばいーーーーーと舞台袖では失神寸前だったのに、弾き始めたらなぜか入り込めて、心と身体とピアノの境目が消えて一体になったかのような感覚になって あー、こんなふうに舞台に立たせてもらえて少しでも自分の言葉で表現できるようになったのは師匠のおかげ、隣で第2ピアノを弾いててくださる尊敬するお姉さんピアニストのおかげ、本当にみんなのおかげーっ  スクリャービンはこんな美しい曲作ってくれてありがとう ううっうっうっ みたいな気持ちがどばーーーーーーーっと溢れてきて泣きながら弾いたので、かなり常軌を逸した表現もあったんじゃないかと思って(笑)、演奏後すごく不安になって、審査で聴いていてくださった師匠を出待ちして駆け寄ったら、すべてを分かっていてくださったのでしょうか、それまで見たこともない(笑)マリア様のような愛しいものを見る目で 『良かった。』 と一言おっしゃってくださったんですね。それ以来、私は演奏会もコンクールも、師匠が聴いていてくださるとき、なぜか安定した気持ちで弾けることが多いです。師匠に向かって弾いてるというか。。 (普段のレッスンでは、練習状況から、私生活から精神状態まで生徒の全てを、音を聴いただけで見透かしてしまうような先生ですから、レッスンで弾くことこそ一番恐ろしいことだ、というのは私を含め門下生のだいたい共通した意見ですが。笑  私は、なぜかステージでは、客席にいらっしゃる見えない師匠の存在に助けられるのです。)
 
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あ!今日こそ《もうすぐかずさアカデミア音楽コンクール(2)》 を書こうと思って書き始めたのに、前置きが長くなってしまいました。昔の演奏というほどではないですが、かずさアカデミアコンクールでの演奏もたまに思い出します。
 
もうすぐ第6回かずさアカデミア音楽コンクール(1) 

とにかくこのコンクールのすばらしいところはまずコンクールということを忘れさせてくれるような、運営委員の方、ボランティアの方たちのホスピタリティーです!!!(断言)

これほどあたたかい気持ちでステージを迎えられる『コンクール』に出たことがありませんでした。

2次予選までは一人一人の受付時間、リハ時間がぴっちり決められて、委員の方が一人一人を誘導してくださいます。それが、仕事的でなくほんとうに、あたたかいんですね~~。泣 今思い出してもじんわりします。特別なことは無いのかもしれません、でもどうにか良い状態で演奏に臨めるように、というあたたかい気持ちがすごく伝わってくるんです。一番緊張して神経質になっている時間なので、小心者の私にはすごく嬉しかったです。

また本選会の前は連絡を密に取ってくださり、なるべく進行の上で不安要素がないようにと尽力してくださいます。これは後の入賞コンサートの時もそうです。

遅れましたが、このコンクールは隔年開催で、コンクールの次の年は褒賞としてオーケストラとの共演があります。本選会で審査員としても自分の演奏を聞いてくださった指揮者の方が指揮してくださいます!!私のときは東京フィルの渡邊一正氏が振ってくださいました。☆こちら☆
若い音楽家は演奏の機会を望んでいるので、特にこのような一流の指揮者と共演させていただけるというのは最高にありがたい褒賞です。
また、普通プロオケとの共演の場合、本番前の合わせは前日リハーサル1回→当日ゲネプロ1回→本番 という流れですが、かずさの場合それに加え前々日にもリハーサルしていただけるんです。私はそれにすごーく助けられました。

とにかく、コンクール発案者の方をはじめ、運営委員の方々、ボランティアの方々のあたたかい思いに支えられた、ありがたいコンクールです。
 
終了後のパーティーではうまく伝えられたかわかりませんが、本当に感謝しています!ありがとうございました。(こんなところで^^;)
そして東京から応援に来てくれた友達、レッスンしてくれた友達、直前まで支えてくれた家族、師匠にも感謝しきれないほど感謝です!ありがとうございます!(今さら^^; 改めて♪)

今年もあったかい想いに支えられて、全国から集まったコンテスタントによる熱演が繰り広げられるでしょう。
 
私は第4回を聴きに行って、すごーく感激したのを憶えています♪☆
第6回かずさアカデミアコンクールは1次予選が今週末7日(土)、2次が8日(日)、本選は7月22日(日)となっています!ぜひ、足をお運びください♪

 
 
ちなみに。。。先日終了したフジテレビのドラマ、『プロポーズ大作戦』をちらりと見ていたら、、
第9話(たぶん)で多田先生(藤木直人)が礼(長澤まさみ)にプロポーズするシーン。。。

あのホールは、まさに、、、かずさアカデミアコンクール会場でした!笑
あの舞台に立ってプロポーズしてました♪うふふ

コメント (2)

ひたちなか市民:

生まれた時からグランドピアノのある境遇でお母様はピアノの先生。一生この師と共に音楽の勉強をしたいと思わせたすばらしい師匠との運命の出会い。ご家族や「同じ釜のメシ」を共にする同志に恵まれ音の美しさに感謝する・・益々感性が豊かになられ、今後のご活躍が楽しみです。ママリンさんもきっとお喜びになることでしょう。10月、こちらでのオケ共演を首をながーーくして待っています。

ひたちなか市民さま
コメントありがとうございます^^
本当にいろんな人、運命にも感謝しています。
感謝、感謝、ってブログにたくさん書いてるのも、感じたときに文字にして残しておかないと、私はすぐ調子に乗って音楽が不誠実になっていくので、予防・治療のためでもあったりしますよ^^;
私も10月がとっても楽しみなんです♪
ソロだと、演奏中は自分とお客さま、うまくいけばそれに作曲家とのコミュニケーションですが、オケが入るといろんなコミュニケーションが掛け算式に増えて本当におもしろいなって思います。
お会いできるのを楽しみにしていますっ♪♪

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2007年07月04日 19:14に投稿されたエントリーのページです。

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